１０年目で…

【試合レポート】川瀬晃選手がプロ初ホームラン！10年目の一発で日ハムに貴重な勝利

2025年5月20日、対日本ハム戦。同点の均衡を破ったのは、川瀬晃選手のプロ初ホームランでした。10年目にして放った価値ある一発が、首位を走る相手に貴重な勝利をもたらしました。

この試合の相手は、日本ハムのエース・伊藤大海投手。川瀬選手は今シーズン、サヨナラヒットや堅実な守備などで要所に貢献していたものの、スタメン出場は限られていました。

しかし、伊藤投手との好相性を買われてスタメンに抜擢され、その期待に見事に応える大仕事をやってのけました。

かつては同郷の先輩・今宮健太選手にレギュラー奪取を挑んだ川瀬選手。しかし、今宮選手という高い壁を乗り越えることはできませんでした。

それでも川瀬選手は、スーパーサブとして現在のポジションを確立。チームにとって欠かせない存在となっています。

この試合でも随所に見られたように、ホークスの強さは圧倒的な打力だけではありません。

バントや守備、走塁など、地味ながら大事なプレーを徹底してこなす姿勢に、ホークス本来の強さが宿っています。

失敗には悔しさをにじませ、好プレーにはチーム全員で喜び合う──そんな一体感のある姿が戻ってきたのです。

その後の２試合も緊迫したゲームが続き、2勝１敗と勝ち越したホークスは6カード連続勝ち越しを達成。5月の月間勝ち越しも確定しました。

主役を押しのけて脇役がヒーローになる。脇役に支えられて主役が活躍する──これこそがホークスの理想の姿です。

このままチーム一丸となって、さらに上位浮上を目指したいところです。