背番号3に想いを馳せて──長嶋茂雄さんの訃報とともに

背番号3に想いを馳せて──長嶋茂雄さんの訃報とともに

2025年6月3日、球界のレジェンド・長嶋茂雄さんが永眠されました。

その事実を知ったのは、PayPayドームでの出来事でした。

国歌斉唱の後、場内に流れた黙祷の時間。何事かと思えば、それが長嶋監督の訃報であると知らされました。

思い出される「ON対決」──2000年の日本シリーズ

長嶋監督とホークスとの関係でいえば、やはり2000年の日本シリーズ、いわゆる「ON対決」が思い出されます。

結果は2勝4敗と敗れてしまいましたが、その舞台に立てたこと自体が、選手たちにとってもファンにとっても、特別な記憶となっています。

特別な背番号「3」

巨人軍の永久欠番である「背番号3」は、野球人にとって特別な番号です。

ソフトバンク・ホークスでは、現在、近藤健介選手がこの番号を背負っています。

今シーズン、腰の手術から驚異的な回復を見せて復帰。得意のバッティングセンスはもちろん、球際に強い守備でもチームを引き締め、交流戦での好スタートに大いに貢献しています。

ホークスの「3番」を背負った名選手たち

松中信彦 ── 平成唯一の三冠王

2004年に三冠王に輝いた松中信彦選手。

しかし、その年から導入されたプレーオフ制度により、チームは西武に敗れ、日本シリーズ進出を逃しました。

ファンにとっても、松中選手自身にとっても、悔しさの残るシーズンでした。

佐々木誠 ── 俊足巧打のリードオフマン

俊足・巧打・好守と三拍子揃った佐々木誠選手。

ダイエー打線のトップバッターとして活躍しましたが、秋山幸二選手らとの3対3の大型トレードで西武ライオンズへ移籍。多くのファンに惜しまれながらの旅立ちでした。

そして、「マッチ」の3番時代

ちなみに松田宣浩選手、通称「マッチ」も、長嶋さんへの憧れから、1年間だけ背番号3を背負ったことがあります。

しかし、やはり「熱男」には、あの背番号「5」が一番似合っていましたね。


おわりに

長嶋茂雄さんという存在が、どれだけ多くの野球人の心に影響を与えてきたか。

背番号「3」に込められたその想いを、これからも次の世代に語り継いでいきたいと思います。

 

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